【数学教育アイデア素材】当サイトについて

当サイトの目的

当サイト【数学教育アイデア素材】は,
日本人には数学嫌いが多いと言われる
現状の緩和を目的として,
役に立ちそうな思考素材を発信しています。

数学が好きな人を増やすのではなく,
数学が嫌いでない人を増やすのが主眼であることに
ご注意ください。

当サイトの特徴

基本的には教育関係者向け

当サイトのちょっと変わったところは,
基本的には教育関係者向けであることでしょう。

当サイトが教育関係者に向けて参考情報を発信するにあたり,
主に意識しているのは次の3点です。

  • 指導者の質の底上げ
  • 指導者の数の増加
  • 学校の先生方の負担軽減

指導者の質の底上げが重要

数学の学びで苦しむ生徒を減らすには,
指導者の質の底上げが重要であることは
間違いないでしょう。

学習塾や家庭教師の学生アルバイトなども含めると,
指導者の質にはかなりの個人差があると言えます。

それでも教える人がいないよりは良いのでしょうが,
指導者の質が高いに越したことはありません。

数学の指導者になりたての方や
これからなろうとしている方が,
その方独自の教育論や指導の手法を構築しようとする中で,
当サイトが一助になれればと考えています。

指導者の数を増やすことも重要

生徒の理解度や個性に合わせた指導の重要性は
よく言われているところです。

そのような指導を実現するために
最も手っ取り早い方法は個別指導でしょう。

しかし,多くの生徒に対して個別指導に近い指導を行うには,
非常に多くの指導者が必要になります。

もっとも,それは必ずしも,
プロとして数学指導を生業なりわいにする人を
増やすことだけで実現する必要はありません。

単なる親切心で知り合いに数学を教える人や,
自分の子供に数学を教えられる保護者が
増えることでも,かなりの程度補えると思います。

質の高い指導者が増えることで,
数学が嫌いでなく苦手でもない生徒が増え,ℹ️
それにより,質の高い指導者が多数育つ。

また,ある程度までは自分の子供の
数学の学習の面倒を見られる保護者が増える。

その結果,各生徒が必要な時に手厚い指導を受けられることで,
数学が嫌いでも苦手でもない生徒がさらに増える。

そのような「教育の拡大再生産」が,
数学の教育水準の向上の鍵になると考えています。

しかし,感覚的には,現在の日本で
それがうまくいっているようには感じられません。

数学教育における「拡大再生産」が軌道に乗るように
気運を高めていくことも,
当サイトが意識するところです。

学校の先生方の負担軽減も必要

また,多忙さが社会問題になっている
学校の先生方の負担軽減という目的もあります。

生徒に数学を教えるにあたり,
悩みどころになるポイントが速やかに解消されれば,
学校の先生方に余力が生まれ,
多くの生徒にきめ細かく対応できるようになることで,
結果的に生徒も助かります。

当サイトでは,そのような効果も高めていきたいと
考えています。

希少かつ独特な意見が多いはず

管理人は,数学の教育者として
トップレベルの見識や能力を持っていると
自己評価しているわけではありません。

ただ,

 生徒を数学で楽しませるためにはどうしたらよいか

ではなく,

 生徒を数学で苦しませないためにはどうしたらよいか

と考え続けてきたという意味では,
かなり希少だと思います。ℹ️️

そのため,当サイトで公開する意見は,
他ではなかなか見られない独特な切り口のものが
多くなると思います。ℹ️️

学習者向けの記事もありますが…

当サイトは基本的に教育関係者向けですが,
当サイトに迷い込んだ熱心な学習者を
見捨てるのも忍びないので,
学習者向けの記事も用意しています。

ただ,正直なところ,
学習者自身が読むにはややしんどい記事
多い気がします。ℹ️️

現時点では,記事大分類【学習者向け】に属する記事でも,
指導者が先に内容を把握しておいて,
必要に応じて学習者に説明するのが
ベストな利用方法だと思います。

網羅性は重視していない

当サイトは,苦手分野には手を出さず,
得意分野に注力する方針です。

当サイト内の記事の内容を全て理解すれば,
高校までの数学が全て習得できるとか,
一人前の数学の指導者になれるといった状態を
目指す気はありません。

管理人は,高校までの数学を知り尽くしているとは言えませんし,
全ての教育問題に対して確たる答えを
持っているわけでもありません。

また,管理人なりの結論に達している部分であっても,
それが平凡な考えであるなら,
記事にしても仕方がないでしょう。

当サイトで公開するのは,他者に伝われば
何らかの良い変化が期待できると
管理人が信じられる内容のみとし,
網羅性にはこだわらないつもりです。

当サイトに全てを期待するのではなく,
数ある情報サイトの1つとして
ご活用いただければと思います。

エビデンスを伴う学説ではない

当サイトの教育論に関する記事は,
管理人の思考と推測による独自の意見です。

最近流行はやり? の「エビデンス」は用意していませんので,
こうすれば高い確率でうまくいくなどという根拠は
一切ありません。

あくまで,数学教育について考えを深めたい人のための
思考素材として公開しているものであることを
了解いただければと思います。

管理人の認識不足や考慮不足により,
頓珍漢とんちんかんな主張をしている記事もあるかもしれませんが,
思考素材として使える部分を探すつもりご覧いただければ,多くの方にとって何かしら
思考の進展があるのではないかと考えています。

お決まりのおことわり

現時点で,当サイトで公開する内容に,
利用方法などの制限は特に設けておりません。

ただし,利用された結果について
管理人は責任を取れませんので,
ご利用は自己責任でお願いします。

当サイトはリンクフリーです。

トップページへのリンクも記事へのリンクも,
ご自由にお貼りください。⚠️

管理人への連絡などは不要ですので,
どんどん他の方に紹介していただけると嬉しいです。

ただし,管理人の素性を少しでもご存じの方は,
当サイトへのリンクに添える文章等で,
管理人の素性に一切触れないようお願いします。

また,相互リンクは募集しておりませんので
ご了承ください。

PAGE TOP