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【数学教育アイデア素材】序文 | 数学を学び,学ばせるのは何のためか
ここでは,当サイトの序文として,
日本の数学教育の根本的な問題を概観し,
改善の方向性や当サイトの目指すものについて詳述します。
※長文注意
当サイトの目的は,数学で苦しむ人を減らすこと
日本人は,数学はまあまあできるが非常に嫌い
日本は,他の国と比べて,
数学の学力水準が高い方であると言われます。
その一方で,日本には,
数学が嫌いな人が非常に多いと言われます。
これらのことに異論のある人は少ないでしょう。
種々の学力調査やアンケート調査にも,
裏づけられていると言えます。
嫌いなのに能力は高いというのは,すごいことです。
これはひとえに,日本人の勤勉さの賜物だと思います。
我が国のことながら,感心してしまいます。
しかし,だからこれでよいとは言えません。
嫌いであるのに能力を伸ばせているのは,
そこに血を吐くような努力があるからでしょう。
息も絶え絶えで高校数学を乗り切った後,
できればもう数学には関わりたくないと考える文系学生の
なんと多いことか。
このような現状を見かねて,
少しでも改善の足しになればと思い,
立ち上げたのが当サイトです。
当サイトに込めた願いは,次のようなものです。
- 数学の教育水準を維持・向上させつつも,
数学で無駄に苦しむ生徒を減らしたい。 - 数学の学びを効率化し,
それによって浮いた時間や気力・体力を使って,
数学の心配をすることなく
有意義な活動に思う存分精を出してほしい。
この序文で主張すること
本論に入る前に,この序文の要点を述べておきます。
これらの主張を軸として,当サイトでは,
教育改革の方向性や,現行の学校教育への対応策,
その他数学教育の助けになりそうな参考情報を,
一般的な教育論から具体的な数学の話題まで,
思いつく限り取り上げていきたいと考えています。
次ページの内容
次ページより,本論に入ります。
次ページではまず,
日本人に数学嫌いな人が多い原因を分析し,
解決の方向性を探ります。